福祉体感ツアー2018 第6回「みつわ会ブリーゼ」

2018年10月18日 2:00 PM – 4:30 PM
2018-10-18T14:00:00+09:00
2018-10-18T16:30:00+09:00
みつわ会ブリーゼ
寝屋川市池田本町30-6
無料
OSAKA福祉オープンキャンパス事務局
06-6776-7336
体感ツアー

福祉体感ツアーで本気のプロに、出会おう

ゲンバで働く先輩たちは、どんな想いで障がいのある方に接しているんだろう?そんなクエスチョンの答えを直接聞ける、プロに出会える、8回限定のゲンバ見学ツアーが開催されます!

今年6回目の訪問先は、就労移行、生活介護、自立訓練(生活訓練)を行う『ブリーゼ』さんです。

社会福祉法人みつわ会さんは、就労継続支援B型事業所、相談支援事業所など4事業所を運営。

2015 年からブリーゼを開所されています。

・「みつわ会」の名前の由来には、当事者と家族、支える人たちの3者が手をとりあうという意味があるそうです。3つの輪で精神障がいの方々の生活を支えていくための活動を幅広く行っておられます。

当日は、普段のサービス現場を見学させていただき、スタッフの皆さんから「現場のお話」をお聞きする予定です(グループワークや質問時間、皆さんへのメッセージ等もあるそうです)。

下記は、おおまかな当日のスケジュール(予定)です。

13:50
受付開始(1階玄関前で集合)
14:00
アトリエはるか(生活介護)の見学
14:30
みつわ会 の紹介 :ブリーゼ施設長(サービス管理責任者)中木 憲吾氏
現場スタッフ解説 :「学生から社会人・福祉支援者へ」@やりがい・なりたい自分
15:20
グループワーク
16:30
終了メド

※ ホームページは https://www.mitsuwakai.com/ 事前に一度お目通しください。

ご参加の場合は必ず電話にてご一報くださいますようお願い申し上げます。

周辺地図

ツアーレポート

開催風景

第6回学生向け福祉体感ツアー(inみつわ会)開催シーン まとめ

日 時:平成30年10月18日(木) 午後2時~4時30分

場 所:社福)みつわ会 ブリーゼ(多機能@就労移行/自立訓練(生活)/生活介護)

参加者:大阪保健福祉専、大阪バイオメディカル専、天王寺大学(参加18名)

〇午後2時~2時30分 施設内見学(アトリエはるか@生活介護)

↑画像出典:社会福祉法人みつわ会ホームページhttps://www.mitsuwakai.com/(転載)

○午後2時30分~  中木施設長(サービス管理責任者)より施設のあらまし解説

↑当日配布資料から(みつわ会事業の展開)  ※赤線枠はブリーゼで実施

・みつわ会全体で行う多彩な地域への事業展開をまとめて拝聴した。

・既存の制度的な事業ご紹介ではなく、地域で暮らす一個人を大切にしている姿勢が伝わってくる講話でした。

・上図などは特に秀逸。はたらく・交わる・学ぶ、等のカテゴリーに併せ、それぞれの活動が交叉しています。地域で必要なことがまずあり、その上で、利用できる制度や施策を活用していることがよくわかります。

○午後3時~ スタッフの皆さん(服部さん、友松さん、浅井さん)から「現場で働く先輩の話」

服部さん

友松さん

浅井さん

・その方一人独りが想う「心地よい暮らし方や活動」は、その方自身が決める。

・日によって、色々なことがあったりし、話したい日もあれば誰とも話したくない日もある。

・メンバー(利用者)の“日々のさりげない繰り返し”から、支援する側はいつも何かを学ぶ。

・その折々の「その方との距離感」は、最も大事な“支援上の技術(コツ)”。

・ゴレンジャー(かなり古い、昔の戦隊モノ番組)のミドレンジャーは、私(友松さん)の立ち位置。ゴレンジャーというからには「いなければならない存在」。でも「限りなくさりげない存在」。

・楽しみに来所する方の中には「わたしに会いに来ているのかな」という方がいる。当然、その方はそうはおっしゃらない。そういったことを「自分のやりがい」にしつつ、けれどだからと言って「そのことを決してないがしろにしない」ための感受性の“バランス”が大事。

○午後4時~ 参加者全員で3つのテーブルに分かれ、「グループワーク」

(編集後記)

共同作業所を家族と地域で支える人たちとで「ブリーゼ」は、その活動をされている。2時からの生活介護「アトリエはるか」の見学には、普段と全く変わらない利用時間にご同意をいただき、参加した。

← 上は、資料入れにといただいたおしゃれなブリーフケースのデザインなのだが、当日は「作者」である方が「デザイン」についてご説明くださった。にこにこしたお顔で、語られるその眼はとても生き生きとして素敵で、原画を何枚も何枚も大事そうに持たれていた。

本企画である「福祉体感ツアー」では、これまでも多くの事業所を廻っているが、「就労移行」と「生活介護」を多機能で行う事業所にはお伺いしたことがなかった。上の写真の部屋奥には、事業設備としての「入浴場」があるが、その入り口に「いらっしゃい」「ご自由にお使いください」と書かれている(印象的)。地域の居場所からそれぞれの希望へ。それらの交叉が刺激となった1日でした。

大阪市就ポツ 前野

○参加後の感想など(箇条書きでご紹介)

・支援を行う上で、その手法や見立ての幅広さを見聞でき、たいへん意識が拡がった気がします。

・幅広い手立てを、ゆったりと大きめの枠の中にゆるく置いているような感じ。会全体の事業のバランスの良さに圧倒されました。

・カリキュラム(自立訓練)の中に、地域のクリニック医が来所されて直に懇談できる枠が設けられているのを発見し、すごいと単純に思いました。出来そうに見えて、なかなか実現しないこと。地域で支えるという理念のたまものと思いました。

・どのような状況にある方でも、こちらが少しだけ環境を整えるお手伝いをするだけで、その方の可能性が拡がるのだということがよくわかりました。

・スタッフの方がとてもやりがいを持って、職務を遂行されていることにまず感動しました。

会そのもののミッション性が極めて高いことがその一因だと思いました。

・心の安定を基点として、そこからはじまる「能力の開発」という概念や順序はとても大切な視点だなと思いました。

・支援者の皆さんのパワーに圧倒されました。つかず離れずという距離感、心の痛め方という表現に理念の奥深さを感じました。

以上